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幼児の経験世界 ウェールズの赤いドラゴン

うちの赤いドラゴンのぬいぐるみ、その名は、チェッピー。ウェールズの伝承にちなむ由緒あるドラゴンである。出身地(購入場所)は、ウェールズのチェプストーだから、チェッピーと名づけた。

まだ娘が乳児のころ、そのお守り役をつとめた。ただし、乳児にとっては、目を引く物体に過ぎないから、パンチを受けたり、羽を引っ張られたり、尻尾をかじられたりしていた。

昨夜のこと、娘は3体のぬいぐるみを集めて、初めての食事会を開催した。つまり、ままごとである。チェッピーも初めてゲスト役となり、娘がままごとで作る料理のふるまいを受けていた。「あちゅいでしゅよー」とかなんとか、気配りもしてもらった。これは、チェッピーにとってただの物体から、仮の命ある存在への昇格である。そして、命だけでなく、役割も与えられた。

ままごとは、広い意味でのゴッコ遊びの一つ。ゴッコなのだから、とりあえず”本当”のことではないと分かったうえで遊んでいるのだ。この年頃になると、意図的に、こんな仮想の世界を造ることができるようになる。

もし、発達心理学に詳しい読者の方がいらしたら、「これは、ウィニコットの移行対象の話ではないのか?」って指摘するかも知れない。残念ながら、うちの娘の場合、明確な”移行対象”の出現は確認されていない。

しかし、ウィニコット流にいえば、このままごと遊び、客観世界と中間世界をつなぐ”中間領域”といえるだろう。

僕的にいえば、子ども時代に関わらず、成人であっても中間領域を造ることが重要ではないか、と思っている。これは心理療法の技法的にも応用されていると思う。たとえば、箱庭療法である。

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