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幼児の経験世界 言語

適時性とはよく言ったものだ。2歳を過ぎるころから、言語能力が爆発的に向上する。親たちの会話にも口を挟むようになり、うっかりしたこともいえない(お菓子の隠し場所とか)。

言語はコミュニケーションの手段。しかし、それだけではない。思考のフォーマットみたいなものだ。時折、会話とは別に、じっと一人で考えるときも、言葉でモゴモゴやっている。確か、ピアジェが指摘したように、言葉とは、考える手段でもある。

人とチンパンジー、DNAレベルでは、ほぼ同じだそうだ。人が言語を使うようになるまで、知的水準も互角のようだが、言語が身につき始めると一気に差がつくという。

面白いことがあった。アンパンパンのキャラクターとして、「サボテンマン」という者がいる。当然、アニメの画像に過ぎない。ところが、うちの生のサボテン「和名=松霞」を見ても、「サボテンマン」と表現した。、「サボテンマン」は、西部劇に出てくるような、柱状のサボテンだが、こっちは球形のサボテンだ。どうやら、針のつき方がポイントらしい。ただし、赤い実がついているので、悩むところのようだ(認知的不協和)。

松霞の隣に植えられた、もう一つの種類、ウバタマには針がない。これは本人にとってサボテンの範疇ではないらしく、「ウンコ」だそうだ(色は無視?)。ただし、形、色艶をはっきり把握しているらしく、ショップにあるものを見つけ「うちにある!」と教えてくれた。

NHKの幼児番組の、「さぼさん」。人が入ったサボテン型キャラクターだが、最初は気がつかない様子。そこで、「サボテンだよ」と教える。すると、「おぉ!サボテン!」と反応。一種の知的サプライズか。

つまり、サボテンが言葉(概念)として、広がりを持ちつつあるといえよう。こういった言葉が相互に関係を持ち、かつ、上位のもの下位のものに区別されていく。これが言葉の発達の一側面。しかし、このような構造ができあがってしまうと、なかなか意表を突く発送ができなくなるのかも。

こんな例もあった。朝日の中で微小な露を沢山輝かせるモウセンゴケを見せたときだ。僕の感覚では、キラキラ感(これぞ食虫植物)が先行するが、彼女はその放射状の葉の付きかたに着目した。反応は、「観覧車」。これには脱帽。僕には、とても思いつかない。

ここまでくると、ロールシャッハテストの世界である。一度試してみよう。2歳児の経験世界とはどんなものだろうか。

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