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文化としての幽霊 イスラム圏に幽霊は出ない?

私たちは、現実をそのまま見ることができない。個人的経験なり、共有する文化のフィルターを通して”現実”とされる対象を認識している。

日本、イギリス、アイルランド、これらの国には幽霊の文化がある。だから出来事としての幽霊遭遇話が生まれる。

僕がイスラム神学者から学んだことによると、イスラム教では、肉体とともに魂があるとされている(かなりマトモな発想である)。肉体は死んでいるとしても、死者の魂は、いわば眠った状態にあり、最期の審判のときに魂が神の前に呼び出されるのだそうだ。基本的にキリスト教も最後の審判を想定しているが、イスラム教の方が徹底していると考えることができるだろう。

したがって、イスラム圏では、魂が勝手に一人歩きしたり、特定の場所にとりついたりすることはありえない、とされる。つまり、幽霊は存在しない。

では、「見ちゃった」って場合どうするか、それは、”ジン(精霊)”の仕業と解釈される。このジンとは、悪魔でもなく、天使でもないその中間の霊的存在のことらしい。つまり、イェーツの説くところの妖精みたいなものである。イスラム教では、そこそこ人に害をなす精霊を認めても、幽霊の方は認めないわけだ。

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