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文明化とは

以前、文化と文明の違いについて少し書いてみた。今回は、違う角度から文明について書いてみたい。

たとえば、目覚しい経済成長を遂げ、高度な情報化社会が実現している国があったとする。ところがこの国の国民の多くは、ほっておいたら何をしでかすか分からない、政府は治安維持に躍起となり、膨大な数の死刑執行で秩序の維持を図ろうとしているって場合。十分な文明化が達成されていない=野蛮状態といえるだろう。

この場合、大量の死刑執行自体が野蛮かどうかではなく、そこまでしなければ社会が維持できない状況のことをいっているつもり。

そのポイントは、”国民の自律性、規範性が、外からの強制力なしにどれだけ期待できるか”ということだ。これが文明化の基準の一つだと思う。

バンダリズムとは、文明の破壊行為のこと。公共物の破壊はその典型だけれども、公共秩序の破壊もその範疇に入れていい。通行人を無視した放置自転車、タバコの投げ捨て、救急車の通行を妨害する駐車とか相当する。これはどっかの国のことではなく、日本だって大丈夫かと感じる。文明程度の衰退だよね。

個人的には、細かいことを非難する気はないけど、度が過ぎた状況が多くなっているように思う。たとえば火がついたタバコの投げ捨て。これが意外に目に付く。火を管理できることは、文明どころか人間の条件みたいなもの。ネアンデルタール人ならキチンとできたはずだ。

この前、駅前で大量の放置自転車を整理している人たちを見た。これは行政の委託事業だろうから、経費は税金だよね。

防犯のため、高性能の監視カメラが沢山設置されるようになってきた、でもそのコスト、管理はどうなるなかって話。いくら世の中豊かになっても、こういったアホらしい出費がかさむようでは割りに合わない。イヤでも万引きさせない仕組みより、そもそも万引きしない仕組みを作った方が効率よいが、こっちの技術は全然未発達の分野だ。

選挙選真っ最中、公務員を減らす政策を掲げる政党が多い。でも、そもそも、なぜここまで行政が肥大したかって問題には考えが及ばないようだ。文明化した社会を実現し、税金も公務員も少なくて済ませます、なんて話が飛びすぎか。

いわゆるばらまき政策というものがある。子ども手当てはうれしいなぁ?そういえばローマ帝国の末期(=文明の崩壊期)には、市民への人気取りのため、文字通りパンをばらまいた例があったそうだ。この時期、人気のない皇帝はすぐ消されちゃうからね。でも、結局、帝国自体が消えてしまった。

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