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内科医の愚痴を聴く (心と体の問題)

もう一つ、医学ネタを書いてみよう。

この先生は内科医で、主に糖尿病を診ている。糖尿病に関わるということは、長期にわたる微妙なバランス感覚が必要のようだ。つまり、血糖値のコントロールのことなのだが、投薬のさじ加減ばかりでなく、生活全般の管理が関係している。そもそも薬をのむ、あるいはインシュリンを自分で注射するのは、日常の患者の仕事、このタイミング自体も重要になる。また、運動の習慣も重要だ。というか、多くの場合これが決め手であるらしい。

でも、このあたりは患者本人次第。この病気、いいかげんにすると激痛を感じるとか、そんなことはない。しかし、悪化すると深刻な事態になるから、どれだけ自覚するかは、本人次第なのだ。このあたりの伝わり具合が、治療する側の悩みどころ。

「機械を直すように考えてもらっては困る」ってそれはそうだろう。ただ、このように物のあふれる時代、自分の身体まで物化している感覚になっている人が増えているのかも知れない。

勢い患者本人の生活習慣、考え方の問題にまで立ち入る必要がある。誠実に対応するほどそうだ。したがって、診察はカウンセリングの様相を呈するってわけ。

身体自体、機械的なモデルで考えることができるが、代謝をするから物理的でも開かれたシステムである。おまけに、心がある。魂とかそういう実体的意味でなく、心とは、この場合開かれた関係性の問題である。

それは治療者との関係、職業的関係、家族的関係・・・はたまたW-CUPで日本が勝ったとか負けたとかも含んでいる。夜中にビール飲みながらテレビ観戦したら、糖尿病にも悪いよね。

この世は、物と心でできているって一例。

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