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慈恵医大病院に行く(精神医学と東洋思想)

都合あって、慈恵医大に行った。知る人ぞ知る、森田療法。この森田療法センターがここにある。

入り口ホールに主たる先生方の専門と座右の銘が掲げられている。これがなんとも興味深い。個人的な考え+その専門性が反映されているからだ。

ある精神科の先生(有名な人だ)は、なんとも渋い。さらり、「自然良能」とある。こってり東洋医学だよね。森田療法自体が、数少ない東洋型精神(心理)療法なのだから、個人的には格段の興味がある。

何かと脳科学がもてはやされる時代、心の問題は脳の問題、だから手っ取り早く脳内環境を薬物で”改善”すればいいってわけで精神医学はずいぶんお手軽になってきた。

確かに急性の症状、発症の初期段階にはガツンと薬物療法(場合により外科手術)が必要な場合が多いらしい。しかし、僕自身、薬漬けでどうにもならない事例を数多く見てきた。症状にもよるが、やはり薬物療法がすべてではない。

それなりに隔離される日数が必要だから、お手軽さがもてはやされる時代にはなかなかこの療法を受けることが難しいかも知れないが、だからこそ重要と思う。機械の故障を直すように、さっさと自分の頭の中直してくれってそういった発想自体が健康ではない。

ベタな表現で言えば、あるがままに自分を一から見直す時間を持つことの重要性、もう少し言い方を変えると、「正しい引きこもり」の時間の意義は大きい。いつも明朗活発、時間を無駄なく使えとか、会社の研修のテーマかも知れないけれど、そんなの無理。”自然”に反している。そもそも、会社にとって自分の代わりはいくらでもいるけれど、自分にとって自分の代わりはいない。この”自然”の意味が問題なのだが、この自然を味方につければ、長い目でみれば仕事だってよりうまくいくものだ(良能)。

治療として森田療法を必要とする人ばかりでなく、普段の心の健康向上のため、森田療法のエッセンスをかじってみるのも悪くないと思う。

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