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ゲール語のテイストを学ぶ7 Ta’ の用例

前回、ゲール語(アイルランド語)のBe動詞(存在動詞)の大きな意味を書いた。では、実際の用例は?

英語との比較のため、彼(He)を現在形で記述してみる。

1 かれはジェームズである。He is James.

2 彼は走る。 He runs.

3 彼は走っている。He is running.

4 彼は大きい。He is big.

これをゲール語で書くと、(彼=e'又はSe'、ジェームズはシェーマス)

1 Is e' sin Sea'mas. イス エー シン シェーマス

普通は、もっと簡単に、Sin e' Sea'mas.

2 記述不能、3でいくしかない。

3 Ta' se' ag rith. ター セー エグ リス

4 Ta' se' mo'r. ター セー モール

(解 説)

1 これは例外的にTa'を使わない。A=Bのような使い方だから。そしてTa'はIsに変化。

でも、英語のようにイズとはいわない。ゲール語のSは常に濁らない。

余談を少し、、、英語のジェームズさんは、アイルランドのシェーマスさんであり、ドイツのヤーコブさんでもある。

昔、僕はアイルランドで困った質問を受けた、「おれシェーマス、英語でいうならジェームズだけど、日本ではなんて呼ばれるの?」みなさんはどう答える?

2 来たー!って感じ。ゲール語で一般動詞を使う場合、いわゆる現在進行形の形になる。日本語で彼は走る、なんて言えるけど普通使わないでしょ。考えてみれば、現在起きていることは一連の流れである。今のことを表現するなら、彼、走ってるよ、って日本語でも言うはず。

3 これが深い。直訳すれば、「彼(se')は、走ること(rith)において(ag)Ta'(存在する)」となる。ゲール語の感覚では、とにもかくにも、今存在すると先に言う。で、走っている状況の彼が、と続く。重要なことというか、本質的なことが先に記述される傾向というべきか。

4 形容詞は主語の後につく。ラテン系の言葉を知ってる方ならお馴染み。モン・ブランが山+白いみたいなもの。ただし、Be動詞はとにかく頭に来る。

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