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妖精について その2 ゲール語(アイルランド語)

妖精をゲール語でいうと、si。正確には、iの上に長音を示す点がつくので、シーという発音になる。英語のshe ではなく、日本語でしー静かに、という時の少し鋭いシーに近い。

この表記も発音もゲール語の”彼女”であるsiと同じだからややこしい。彼女=妖精なんてなんともファンタジーだけれども、古い表記では、sidhe。sheeという表記もある。後者はたぶんsiとsidheの中間みたいなものだろう。本来別の単語なのに、発音が一緒だからだんだん綴りも同じになったわけ。

かのオキャロランのデビュー曲、Si Beag,Si mor(Si Bheag,Si mhor)シーベルグ、シーモァのシーはもちろん妖精のこと。

Beagは小さい、morは大きい。だから、小さい妖精、大きい妖精ってなんのこっちゃ。ってなるけれど、この場合のsiは、fairy mount の意味。英語、ゲール語の辞書にはこういう意味も載っている。じゃ、fairy mount とは何か、それは、古墳のことらしい。

日本でも、古墳に付随して神社があったりする。こういった場所が特別な何かであることは日本もアイルランドも同じだ。しかし、アイルランドはキリスト教化した国だから、聖なる場所というより、妖なる場所ということになったといえる。

しかしもう一つ重要な共通点もある。日本の神社が滅ぼされた人たちを祭る例があるように、アイルランドの伝承でも、妖精をかつての先住民に由来するものとする発想があるからだ。

アイルランドの伝承では、古墳が妖精にちなむ場所で、そこが妖精の国に通じているとか、夜になると出てくるともされる。

メリングのファンタジー小説、”妖精王の月”の主人公は、ここで夜明かしすることで事件に巻き込まれていく。古墳とは、いわばあっちの世界との境界みたいなもの。

また、トールキンの指輪物語にも、古墳から出てくるへんなモノ(塚人)のエピソードが含まれているが、こういった伝承がベースにあるのだろう。

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