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クリスマスのこと

クリスマスとは、本来はイエス(=歴史上の実在の人物)の生誕を祝うミサのこと。もちろんキリスト教の教義に根ざしているが、イエスの生誕を根拠にして西暦ができているのだから、これはすごいことである。宗教面を度外視しても、西暦をまったく無視して生活できる日本人なんていないだろう。

ところでなんで今日なのかといえば、はっきりしない。イエスの伝記を伝える新約聖書にもはっきりした記載がないからだ。少なくとも、羊飼いたちが野外、夜中に星を見ていた夜とされているので、この記述からすれば冬ではないはず。

通説的には、ヨーロッパの土着の風俗が影響したとされる。つまり、ケルト人やゲルマン人などが、新年や冬至のころに行っていた儀式が影響と与えたとされているようだ。神聖なクリスマスツリーを飾ったり、冬の精霊、サンタクロース(元は聖人の一人だった)が訪れる夜とされるように、オリジナルのキリスト教が土着の信仰を取り入れたおかげで楽しい年中行事となることができた。アイルランドの守護聖人、聖パトリックもこの点に配慮した一人。立派である。

ケルティック・クリスマスなんて言葉があるが、もともとケルト的な要素がクリスマスにはある。もっとも、とても原理主義的なキリスト教のセクトにすれば、ケルト=異教的な要素であるから、とんでもないことであるが。

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