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テイカカズラのこと

少し遅く家を出たら、近所の家のご婦人に挨拶され、生垣の植物の話題になった。

その生垣は、毎年優雅な香りとともに黄色い花を着ける。ジャスミンの仲間だと知っていたが、テイカカズラとは気がつかなかった。言われてみればそうだった。普段はまれに山奥でしか目にしないので、庭のフェンスに這わせた生垣になっていると、場違いで気がつかなかったのだ。意外なところで、意外な人に会うようなものだ。

日本の野生植物も、洋風のアレンジをすればまた違った趣になる。園芸的にみても、面白いと思う。アイルランドでも、日本産の植物が園芸植物として活躍しているが、アジサイの類などその例だろう。梅雨時、長靴、カタツムリなどの連想から程遠いと感じる。ほぼ四季咲きで、秋の彩りの一つにもなっている。

テイカカズラがアイルランドをはじめ、ヨーロッパの園芸界に受け入れられているかどうか僕は知らない。けれど、花と香りに加え、「日本で最も偉大な詩人の一人にちなんだ名前がついてます(藤原定家)」といえば、さらに箔がつくかもしれない。

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