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2008年11月

現代サンスクリット語

最近スリランカ人と話す機会があった。スリランカの主要言語はシンハラ語で、この言語はサンスクリット語の直系だと知った。

サンスクリット語は、ラテン語と同じく印欧語の一つだが、日本の文化と深い関わり合いを持っている。お経の大元だからだ。また、お墓で見かける卒塔婆の梵字、これもサンスクリット語の表記が元になっているらしい。

サンスクリット語、この古代言語で書かれたお経が中国で翻訳され、漢字を音読みで唱えられるのがつまり日本のお経。日本では、お経はそのままでなく、漢語を媒介として伝わっているのだ。

最もポピュラーなお経である般若心経の最後の部分、ギャティ、ギャテイ、ハラソウギャテイ、この部分だけがオリジナルのサンスクリット語である。で、この「ギャ」、これは英語に相当させれば「GO」らしい。つまり、同じ印欧語だから、少しは音が似ているのだ。この「GO」は、悟りの境地に「行け」ということ。すなわち成仏である。多くの日本人にとって、その死後の成仏は、サンスクリット語によって祈られているのだ。

そういえば、「ハリー・ポッター」では、ラテン語が特別な力を持っていた。なぜなら、魔法の呪文は、すべてラテン語である。なら、いっそのこと、お経をオリジナルのサンスクリット語であげてくれる僧侶がいてもいい??その方が「効き」そうである。釈迦が話してしていた言葉に近いはずだ。これって、お経原理主義かな。

呪術と上場企業

最近の日経記事の話だ。某上場企業(建設)が、DVD教材を作って地鎮祭のノウハウの伝承を始めた。株主対策も大変だが、神様たちにも対応が必要なのだ。

地鎮祭とは、その土地の神様に対して、「これからあなたの土地をちょっとほじくってお騒がせしますけど、どうか祟らないでください」と挨拶をすることである。一応神道の儀式なのだが、宗教というより呪術といった方がいい。

日本の世界的な上場企業が呪術してる!これは人類史的には健康なことかも知れない。神様なしにコトが進むなんて近代以降の特殊事情だから。

だが、やはりスゴイことだと思う。ビル・ゲイツがインターネットの神様とコンタクトする自分だけの秘密のサイトを持ってるとか、フォードの本社には、自動車の神様を祭る神殿があるとか、よく考えるとそれくらいのインパクトがある話だ。

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