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王子の狐

王子に行った。東京都北区王子だ。

ここは江戸の名所飛鳥山の桜で有名、私的にいえば、王子といえば狐である。広重の絵のインパクトが強いから。

広重の錦絵、江戸名所百景に大晦日の狐火を題材にしたものがある。大晦日に、ある榎の樹の下に狐たちが集まるという伝承を扱ったものだ。ここが王子だ。

今は東京の街であるが、江戸時代の北区はかなり郊外である。この絵の中では、冬の広大な畑の中に冬枯れた樹が一本立ち、満天の星空が広がっている。この冬空のもと、沢山の狐たちが狐火を点して群れ集う・・・・。耽美で、かつ妖気が充満する絵だ。

広重はもちろん東海道五十三次の広重。 もちろんデフォルメはあるが、とりあえずこれらは現実の描写だ。しかし、この王子の絵はこのようになかなかブッ飛んでいる。

北区役所で「錦絵に見る北区」という冊子を買ったが、表紙は狐の嫁入り、1Pはこの絵である。北区は狐によほど縁のある土地らしい。いっそのこと妖狐をイメージキャラクターとしたらどうだろう。杉並区なんて、恐竜タイプの妖精だし。

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