年の暮れ
今年も残り少なくなりましたが、一年は早かったでしょうか?
同じ瞬間は二度とありませんが、一年が繰り返し循環していくという感覚は大きな節目になります。この節目によって、去年はどうだったとか、今年はどうなるとか、過去を振り返り、未来にプランを立てることができます。
一年という感覚がなくなったら、私たちは年齢すらわからなくなります。たぶんそうなったら、未来も失うでしょうね。経験の世界はずっと灰色の「今」だけ。
一年であれ、一月、一週、24時間であれ、そこにはしなければならない課題が発生します。面倒ですが、これがあるから「生きている意味」が発生するわけです。全く時間が自由な人は、何かを達成するという楽しみにおいて、多くを得られないでしょう。
子供のころ読んだ本の話です。これは子供の質問に答えるという趣旨の本でしたが、今なお、記憶しているものは、「人間はなぜ死ぬか?」というものでした。
その答えは、「人間は、寿命がないと何もしなくなるから」というものでした。やはり期限というものは大切です。夏休みが永遠でしたら、誰も宿題などやらないでしょう。
今年の予定の多くを成し遂げた人たちへ、ご苦労さまでした。更なる躍進を期待します。そうではなかった皆様へ、早く人生の元をとりましょう。
古代ギリシャの詩人は言いました。サッフォーだったかな?
「不死の生にあこがれてはならぬ。この世の可能性のすべてを汲み尽くせ!!!」
では、皆様によいお年を!