ウェールズのこと その4 ドラゴン1

ウェールズ空港に着くと、沖縄のシーサーのように、 ドラゴン が迎えてくれる。

  Weles2  

アムステルダムからの経由入国だったが、入管職員が「なんでウェールズなのだ?」と問う。

「ドラゴンにたくさん会いたいから!」なんて、答えたら余計怪しまれたかも。

アムステルダム は、薬物に緩いところ、こんなイメージがあるらしい。これも、担当者が気にしたことかも知れない。

確かに、その筋なら、手ごろな空港にもなろう。

ともあれ、地方の小さな空港の風情である。ヒースローのような、殺気立った警備の雰囲気もない。

夏の静かな晴れた日、ゆるりとドラゴンの国に来た。

ウェールズのこと その3 少数言語だから!

ラグビー試合の当日、いたいた、赤いドラゴンの絵柄をまとった集団が。

雰囲気からして、農協的な 、そしてきっと日本に来るのもみなさんほぼ初めて?だろう。

声を掛けてみる、「Bore da!」→お早うございます!

Bore da!Bore da Bore da Bore da Bore da Bore da 、、、、」

怒涛のお返しをいただいた。

実にコスパがいい。一言で十倍以上のリターン。

また、この状況からして、「応援してますよ!」という意味も伝えることができる。

相手は、とりあえず英語圏だが、「ハロー」では、こうはいかない。

 

 

ワールドカップ、桜とシャムロック アイリッシュタイムズ/IrishTimesの賛辞

「まさかここまでとはな」赤井秀一(名探偵コナン)

このブログ、アイルランド贔屓なのだか、この試合、日本を応援した。

ラグビーにつきアイルランドがあまりに強すぎると思っていたからだ。つまり、主義は判官びいきなのであるから。

しかし結果はご存知のとおり。

結果を知ったとき、アイリッシュタイムズのウェブ記事を確認した。

”Japan's rising Sons Leave Ireland under a cloud”

(訳)日本の、日出る国の息子たちは、我がアイルランドを雲の下に残した

また、”Brilliant Japan”と表現した記事が続いた。

この洗練された表現に、賛辞をお返ししたい。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

おまけのうんちくである。

コナン・ドイルはアイルランド人であった。

 

 

ウェールズのこと その2 ウェールズ語挨拶

いきなりだが、言語学。

Bore da./ボレ ダ おはよう。

P'nawn da./プナゥン ダ こんにちは。

Noswaith dda./ノスワィス ザ こんばんは。

初めて触れる言語であっても、類似の表現を並べてとみると推理できることがある。

まず、基本前提。よい日だね、よい朝だね とかこれだけでも挨拶だし、多くの言語がこの表現を挨拶にしている。

Good morning、Guten Morgen、Buenos días、Buon giorno、、、、、

その中身は、日又は時間帯+良いという形容 である。ウェールズ語もそうならば、、、、

それぞれはっきり異なる部分に注目し、Bore、P'nawn、Noswaith は、朝昼晩かといえば、その通り。

da、daa は、大体変わらないから、”良い”ということだろう!と、分かる。

でもなんで、良いは、良いでも、微妙に違うのか、綴りが少し変化したり、読みが変わるって?

すると、言語に詳しい人は、このようにうんちくを述べるかも。

「英語では特に意識されないが、ヨーロッパの言語の多くは、名詞に性別(文法性)があり、性別に応じて形容詞が変わる、これじゃないか?」

答えは、×。

その答えは、ケルト語的な事情にある。

言葉がつながると、発音のしやすさなどの理由により、そのつながり方に応じて、言葉の綴りや読みが変化する、ということ。

これは、ケルト系の言葉の大きな特徴だ。そして、ウェールズ語はケルト語の一種である。

日本語でも似たようなことはある。文法的にはっきり組み込まれてはいないけれど。

遠藤さん、佐藤さんの、「藤」が、ドー、だったりトーだったりするように。

ところで、初めてウェールズ人に会い、教えてもらったウェールズ語は、Bore da だった。彼女に伝えたいものだ、こうやってウェールズとの縁が続いていること。

 

 

ウェールズのこと その1 家のドラゴン

ラグビーワールドカップで、ウェールズとジョージアが対戦した。

ところが、何と、フツーのテレビでは観戦できない。ケーブルテレビに有料番組?それとも、ファンゾーン?

そこまでする気もないが、うちのドラゴンが気にするのでウェールズのスポーツサイトを見せてやった。

Wales1

ウェールズ優勢の状況に満足の様子。結局ウェールズは勝利した。

ところで、うちのドラゴンは、ウェールズ南部の美しい城下町Chepstow/チェプストゥ(ウェールズ語ではCas-Gwent)出身なので、チェッピーという。

小さな羽で家中を飛びまわっているが、態度がデカい。ただ、うちの子はコイツの言うことを良く聞くのでこの点は助かっている。

 

ラテン語の世界 その43 ローマ帝国の滅亡

世界史にある「ゲルマン民族の大移動」ってどんなイメージだろう?

塩野七生の本を読んでみた。

今の日本を舞台とするなら、こんな感じになろう。

ある日、兵器を持った数十万の規模の人々が、大量の大小さまざまの船舶で日本のとある海辺の小都市に殺到する。

一部には軍装の男もいるが、女性も、子どもも老人もいる。

自衛隊も、海上保安庁、警察もあまりの数の多さに対処のしようがない、というか彼らは難民なのか、軍隊なのか判別の付かない混沌としたグループなのである。子連れの集団に銃口を向けるなどといくことは、文明国の制服組は慣れていない。

日本側の混乱をしり目に、上陸するやいなやコンビニの襲撃が始まった。抵抗した店員が引きずりだされ撲殺される。ただし、女性の店員はその前に性的暴行を受ける。逃げた店員を追う様子はない。彼らは飢えているのだ。まず食糧が強奪されていった。

次の段階の襲撃は、ホームセンターだ。大型の工具は凶器にも、建物への侵入、破壊にも使用できる。警察署が陥落し、武器庫が彼らの手に落ちるとがぜん彼らの勢いは増していった。あちこち火の手も上がっている。

ビルや民家が占拠され、居住地が拡大していき、ついには一つの県規模の地域が飲み込まれていった。それでは済まず、さらに新手が波状的にやってくる、、日本のあちこちで同様の事態が発生している。

で、結局、日本国政府は、彼らに自治区を人道的に!与えることになった(大規模難民支援法の成立)。

現代を舞台として分かりやすく表現すると、このようにして(ゲルマン人の移動が全てではないが)、ローマ帝国は滅びていった。

ただし、野蛮人は帝国を喰いつぶしただけでなく、立派なことだが、文化を消化もしている。例えば、もともと文字も知らない人々だったが、”ローマ字”で自分たちの言葉を表現することができるようなった。言葉を書記できるようになると、文法も整備されていく。口語が全てだったが、書き言葉が生まれ、やがては文学作品も派生する。

こうしてヨーロッパの言語文化は向上しましたとさ。

追記:

日本の小学生は、ローマ帝国の遺産であるローマ字表記を学んできたが、最近ではゲルマン語も学ぶようにされた。つまり、その一種英語のことである。ただこの言語は、ラテン語のような整然とした読み方ができず(変則的な読み方を多く含んでいる)、子どもたちも苦労している。

追記:2

もし北朝鮮が崩壊したとしたら、大量の武装難民が発生するとも言われている。先のお話は、全くありえないフィクションではない。

 

参議院選挙と維新、新選組、そして政治思想

池上彰が山本太郎に、「旧体制を守る組織だった『新選組』と名づけたのですか?」と尋ねたが、当然、話がかみ合わない。政治思想の問題じゃないから。思うのだけど、かつて山本太郎がNHKの大河ドラマで新選組の隊士役(原田左之助)を演じたことが彼が新選組を意識したきっかけだろう。

同じく幕末ネタでいえば、維新がある。

政治思想でいえば、明治維新は強力な国家集権化である。各藩ごとの地域分権を一気に潰したのが明治維新だったわけだ。

ところが、政党としての維新は地方分権を重要な政策として掲げている。この点、個人的にはとても違和感がある。

固いこと抜きで考えれば、維新の志士ぶる高揚感が先行しているのだろう。

僕は、以上のような政党ネーミングをごっこ系と呼んでみたい。

今回の選挙、社民党は消滅かと思ったが、かろうじて存続した。それなりに政治思想を表現したネーミングなのだけれどね。

まさかと思ったのは、N国の議席だ。すごい、国政に特定の団体を標的とした政党がありうるのだ。こっちは、政治思想なんてものではなく真っすぐな憎悪を感じる。成人型中二病ともいえるだろう。つまり、悪の組織と戦う選ばれし戦士、、みたいな自己陶酔である。

以上、まとめてみると、ポピュリズムの高まりということになろう。思想から気分へ、日本もなかなかグローバル化している。

 

 

逆説の社会史 その16 吉本興行と大学病院

今日も吉本興行の件が報道されている。今日は、弁護士の解説つきである。

基本的な次元でずれていると感じる。つまり、法律問題以前、前近代のしきたりから派生した問題なのでいきなり法律論から始まるのが変な感じなのだ。

当の芸人さん、テレビで親子がどうのこうのと話していた。そこからして、当事者の感覚では、雇用関係とか、業務を請負うとか、法律問題の話ではない。

芸人さんと社長がどんな関係で、どんなときその関係が断たれるか、公の社会の流儀なら契約問題なのだが、「古くからある部分社会の土俗的慣習」が優先するらしい。というか、当事者は法律とか外の世界とことと思っているのだろう。こういう場合、内の社会を「土俗部分社会」と僕は名づけたい。

芸人さんが弁護士を代理人として立てた、これは、「土俗的部分社会」を裏切ることなので、社長さんはさらに激怒する。わけだ。

その芸人さんが、「反社会勢力」と関係を持ったとしても、吉本興行自体、不文律の親分・子分関係で成り立っている。それは、古風な(正統な?)暴力団の仕組みとよく似ている。

なので、社長さん的には、社会から非難されたことよりも、「勝手によその組から”しのぎ”を得たこと」が怒りの理由ではなかろうか?

もちろん、ヤクザではないので、「指詰め」はない。でも、社長の一存で「破門」はあり。この「破門」の有効性 を法律用語であれこれ弁護士が語るのは(悪いけど、、)滑稽である。あえて、専門用語を使うなら民俗学方面が適当だろう。

でもでもでも、、、この会社は日本の娯楽文化の中枢を担っている、真実すごい会社なのだ。吉本の芸人さんの名前を一人も知らないのなら、社会生活にも支障があると思う。

さて、話題代わってもつながるのだが、大学病院で、無給で働く医師がたくさんいるそうだ。かつ、過労死ラインを前後する場合も。これは、無休オプションである。

好きでやるわけでなく、それをしないと不都合なことが大きいので、、それは医師法でも労働基準法でもなくたぶん、先の「土俗的部分社会」の流儀による。

マトモな教養のある西洋人なら、これを単純に「奴隷労働」と解釈すると思う。もう少し好意的にその文化を認めるなら「封建的徒弟制度」かな。

進学校が、医学部への進学率を競い合っている現状がある。そこは、人生の栄えある先?でも、その先にはこんな社会の異様な別枠がある。

日本の社会は、奥が深いね。日本は法治国家で、法律が定めたルール、価値観が当然に日本中にいきわたっている、わけでなく、ところどころ特段辺境でもない重要な場所であっても、ぽっかりと国家の定めた法の及ばない空間が散在している。

 

 

 

 

ラテン語の世界 その42 猛暑とフランス語

フランスの知ってる人から一斉発信のメールが来た。その添付書類の題名は、「canicule」,,てなんだ?

canisならラテン語で犬だけど。

フランス語の辞書を引くと、猛暑とある。夏の盛り、土用ともあるが、これは大犬座のシリウスが太陽とともに昇り沈む時期にちなむ。

だから、犬ってわけだ。ちなみに、フランス語の犬は、chienである。

やっぱり猛暑のヨーロッパの動画だった。

あともう一ひねりある。この動画、犬たちの猛暑対策を集めたものだった!

題名だけでも、ずいぶん意味を圧縮できるんだね。

 

 

 

ラテン語の世界 その41 リブラ/Libraと帝国主義

英語の辞書では、古代ローマの重量単位。

ラテン語の辞書では(つまり大元の意味では)、重量単位、はかり、天秤、水準、象徴的な意味で、正式な手続による所有権の移転とある。

よくぞこんな言葉を選んだものである。フェイスブックの野心を明確に表現した恐るべきネーミングである。

解せば、この世界の取引の基準を創設する基軸通貨であろうとするわけだ。

ドルは基軸通貨というけれど、一企業がこんなたくらみを描くとは、、、かつ、描くだけでなく規制がなければできちゃう。

別な角度からみると、アメリカ中心の世界秩序が次第に崩壊しつつあるのだろう。

その背景には、中国の台頭とか国家間の競合ばかりでなく、民間?企業自体がそれにエントリーし始めていることが判明した。

仮想通貨は、すでに金融資産の段階を超えてしまった。

 

 

 

 

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